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「おっ、来た。これはこれは、美人なお嬢さんで。」
岡崎に似て、ワイルドなおじさんといった風の、おそらく親父さんが俺に声をかける

お嬢じゃねーよ・・・

「はじめまして。横山です。夜分遅くにお伺いしてしまいすみません。」
「あら、真一。可愛い子ね。よかったじゃない。」

・・・可愛いって
っーか、岡崎
ゲイで家族に認められてるのか。。。
医者だから？実業家の家だから？
なんか変・・・
岡崎は相変わらず機嫌いいし

「だろ？兄貴は？お腹すいてるんだ、こいつ。とりあえず座って食べてもいいか？」
「構わない。ほら、ここに座りなさい。腕、怪我してるのか？」
親父さんが、優しくいすをひいてくれる

「親父やおふくろに会うのは久しぶりだな。今日は泊まってく。とりあえず、乾杯だな。お前はこれだ。」

目の前のワインとジュースを交換され、乾杯し、なんだかんだ盛り上がった


「これ美味しいですね。初めて食べました。」
とおふくろさんに言う

と岡崎が爆笑しだす

「な？おふくろ、こいつ面白いだろ？よかったな、うまいって。」
「横山さん、綺麗だからなんか嬉しいわね。これからいつでも食べに来ていいわよ。ほら、これは？」
と別の料理を進める

と、親父さんと会話しながら、自然に岡崎がその皿をとり、切り分けて俺に戻してくれる


なんだよ・・・
んなに、優しくすんな・・

お前の横にいると
落ち着きすぎて、変になりそうだ


そんなこんなで遅めに始まった食事会も終わり、俺たちは岡崎の部屋に行った