S×強気で恋になる
第83章 S×強気は愛になる
「真一、なんかベル鳴ってねぇ?」
「・・だな。俺出てくるから、お前あとチーズと生ハム出しといて」
「わかった。ちゃんと覗いてから開けろよ?」
「心配性。わかったから、顔ふくれてるぞ」
心配性というと
純平のほっぺがふくらんで
少し怒った表情をされる
コロコロ変わる表情が可愛くて
俺は純平にキスしてから
玄関に向かった
「はい」
そう言って覗きもせず開けると
懐かしい顔が並んでいて
俺はただビックリして声も出なかった
「真ちゃん!!久しぶりー!」
「岡崎、顔がマヌケ。いい匂い。飯食わせてー」
そう言ってズカズカ入っていく
2人の後ろ姿をみて失笑する
半年ぶりなのに、なんも変わってねーな
ガタガタと誰か入ってくる音がして
俺は生ハムを切るのをやめた
「・・・真一?」
そう言ってキッチンを離れると
扉が開いた
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