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S×強気で恋になる

第79章 それぞれの地雷

顔が緩み切ってる純平と目が合うと
思いっきり微笑まれる

あれから起きてなんやかんやして
晩飯ってなって・・・

俺がうまい純米の日本酒出したから
それから他にもどんどん
瓶開けだして
気がついたらこいつ死んでた

ニコニコしながら
食べたり飲んだりする
純平をみつめる


「純平、うまい?」
「んー・・・・うますぎー・・・!!」

っ・・・・かわいい・・・・

「なぁ、・・・お前俺んとこ戻ってこいよ。プチ別居のイベントはもう楽しんだろ?特典は、飯毎日作るけど?」

そういいながら
クラッカーを食べると純平がまた笑った

「えー迷うー!!」
「っ、てめぇ!迷ってんじゃねーよ!!もうそれ食べんな、これもこれも俺が作ったんだからな」
「えー!!!サーモン・・・も?」
「それは買ったけど。っーか、酔っ払いすぎ!!」
「ごめんなー・・・しんち・・・アメリカ行く?」
「・・・・・うん。お前も来る」
「あはは、なーにーそれー・・・決定?決定?」
「決定。お前は段ボールに詰めて送らなきゃ、俺の生活が始まらない」
「・・・俺段ボールはいらねーよー?・・・はいるー?俺、はいるー?」
「例え話。酒こぼすな」
「問えば無し?・・・んー・・・?」

ハテナばっかりの純平の頭を撫でて
近づいて軽くキスをする

ぼーっと俺を見る顔は
警戒心も疑う心も何もなくて
ただまっすぐに見つめられた

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