
S×強気で恋になる
第76章 粉雪
うわ・・・・真一寝息たててる・・・
なんとなくだらんと
ソファーで寝ている真一が
可愛く見えて
俺は頭を撫でていた
と、手首を思いっきり掴まれて
俺は驚いて変な声を出していた
「わ!!!っ、ちょ、・・・起きてたのかよ?!」
「あ?!俺を起こしたのはお前だろ。・・・膝かせ」
「なんでだよ!!っ、ちょ、よじ登ってくんなよ!!」
「うるせぇ、黙れ。ストレスたまってんだ、こっちは」
「はぁー?!・・・って、俺このまま?!」
「・・・・寝る・・・・・・・」
えー・・・
まじでこいつ寝てるし
ったく
たまにガキみてー・・・
そう思いながら、真一の頭を撫でてみる
怖いから真一の体に触ることなんて滅多にないし
普段こんなシチュエーションないから
俺は妙にドキドキしてて
それでいて、真一の寝息と体温が
俺の心をあったかくさせた
「真一・・・なんで太田あんな嫌だった?・・・嫌なら無理しなくていいのに・・・」
「・・・・・・・俺の苦手な顔なの・・・・・うるせーよ、お前。」
「お、起きてた!?お前なんなんだよ!!!」
そういってビックリすると
真一が頭を太ももに
ポンポンさせてまた目をつむる
えー・・・またこの態勢かよー・・
俺もう辛い・・・
っーか独り言聞かれた
っーか、そんなことより
貞操帯とってくれ
はぁ・・・・・・
苦手な顔か
真一にも弱点あったんだ
かわいいな、こいつ
