テキストサイズ

S×強気で恋になる

第68章 贈り物



「酔っ払った人ー?」
俺がつまみを食いながら、ニコニコしてる純平に聞く

すると、純平は手を上げて、俺の方を見て答えた

「・・・はーい」

はーいじゃねぇよ、馬鹿野郎

「お前一人でワイン何本開ける気だ。ここにあるワイン、高いんだぞ。安物のように飲むな。やめろ、飲むの」
「も、うるさい、テレビ聞こえないー」
「見てなかったろ、ほとんど。ほら、あいつの名前は?」
「えー・・・っとテリー?」
「ハリーだろ。アホか。・・・前さ、俺が兄貴だったらよかった、ってただろ?」
「んー?・・・やだよ、しんいち怖いし・・あはは、テリーすげー」
「怖い?俺が?」
「んー・・・怖い・・怖くない?・・あったかい。しんいちはね、あったかい・・・」
「それはお前が俺の足の間に座ってっからだろ。甘えてんの?」
「甘えてない!・・俺男だしー・・大人だしー・・」

そう言いながら、俺の胸元に
後頭部をコツコツとぶつける

・・・それ自体甘えてるって

「甘えたらいいのに。俺より年下だろ?力抜けよ」
「あはは、変態親父・・・力抜いたらヤられるー・・」
「お前のこと女にするぞ。親父はやめろ殺すぞ!!!・・・あー・・・ってのは、冗談で・・・・チョコ食べるか?」
「・・・・・・いらねぇ」

そう言って、俺の足の間に座ってたのにソファーの上から降りて床に座る


「なに、怒ってんだよ。」
「も、テレビ聞こえない、からー・・・」
「俺よりテレビ?嫉妬するなー。俺のこと好き?言ってよ、純平。いつもお前が聞いてきて、俺が答えてるだろ?俺が聞くから言ってよ」

なんか、しんいち・・・変・・・・・

あれ・・・なんか酔っ払ってる・・

うまく考えられな、い・・・


んー・・・ふわふわする・・

ストーリーメニュー

TOPTOPへ