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S×強気で恋になる

第68章 贈り物



「・・・うまい?」
「・・・うまい。手料理やっぱいいな。」
「一ヶ月近くなに食ってた?」
「うーん・・・惣菜?そんな食欲なかったし・・」
「何キロ痩せた?すぐ痩せるからな。」
「体重測ってねーから、わかんねぇ・・・岡崎、・・まだある?」

・・・おかわり?


初のおかわり?!


「ある。お前可愛いな、どれくらい食べる?」
「半分くらい?シチュー食べたの、高校以来。うまい」
「お前食ったことねーもん多そうだからな、俺が家庭料理作ってやるよ」
「はぁ?別にいいよ、そんなん気にしなくて。」
「そうか?・・・お母さん悲しいっ」
「ばか、何がお母さんだ。やめろ、・・・っ、自分でよそってくる!!」

そう言って、立ち上がりキッチンへ向かう純平に声をかける

「火傷すんなよ。こぼすなよ。あっためろよ。人参よけるなよ」

「も!!!うるせーな!!!わあってるよ!!っ、いちいち・・・」
「叫ぶなよ。俺酒飲むから、グラスとって」
「お前飲むの?!・・・俺も飲もっかな。チョコある?」
「ねぇ。チョコ食いたいなら家帰れ」
「チョコ買いにコンビニ行こうかな」
「だめ。出れるもんなら出てみろ」
「・・・・鬼!鬼畜!!いじわる!!!」
「チョコくらいでキレんな」

そう言うと、純平はシチューと俺のグラスを持ってくる


「明日引っ越せ。業者連れてくから。荷物多いか?」
「多くねーけど、・・・ここに住むのか?」
「不満か?要らないもんは置いてけ。家電とかは、あとでこっちて処理しとく。お前専用の部屋もあるから。そこお前の好きなようにしていいよ」
「・・・ここに住んでやるから、チョコ買ってこい」
「躾されたい?お仕置き希望?」
「バカバカ!!んなわけあるか!!な、一緒に買いに行こー、まじで」
「・・・わかった」


え?!いいのか!?


そう思って、喜んだのもつかの間で

真一はバイブと皮のパンツを持ってニヤッと笑い
俺の前に戻って来た

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