あかずきんちゃんと狼さん
第1章 お花畑の罠
ドサッ・・・・
花びらが宙にまう。
同時に、バスケットからパンとジャムの瓶が転がり出た。
あたしの両手首が、大きな片手にいとも簡単に掴まれる。
動けない・・・
あたしの上に覆いかぶさっているのは半分人のような姿をした狼。
灰色の長めの髪に濃い青い目。
人間の青年のような逞しい体に上半身は裸だ。
整った顔立ちや姿は妖艶で美しい。
ただし、大きな耳は興奮したようにいきり立ち、
しっぽは妖しく揺れている。
ここは森のお花畑。
あーあ・・と思いながら空を仰ぐ。
悪い狼に騙されたかも。
花びらが宙にまう。
同時に、バスケットからパンとジャムの瓶が転がり出た。
あたしの両手首が、大きな片手にいとも簡単に掴まれる。
動けない・・・
あたしの上に覆いかぶさっているのは半分人のような姿をした狼。
灰色の長めの髪に濃い青い目。
人間の青年のような逞しい体に上半身は裸だ。
整った顔立ちや姿は妖艶で美しい。
ただし、大きな耳は興奮したようにいきり立ち、
しっぽは妖しく揺れている。
ここは森のお花畑。
あーあ・・と思いながら空を仰ぐ。
悪い狼に騙されたかも。
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