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心を溶かして

第5章 複雑な気持ち

「もう近づかないから…」

陣はそう言い残し
私を無理矢理タクシーに乗せた。

タクシー代を私の手に乗せ

握らされ

切ない
苦しそうな表情で
「…ごめんな。」
陣はそう言い残し
その場から離れた。


私は
陣の見たことのない
表情を見て、
胸が締め付けられた。

凄く複雑な気持ちだった。

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