本当の恋
第8章 …ついてる?
隅岡君は私たちの会話にきづいてはいなかった。
そしてその長い脚で歩みだんだん近ずいてきて…
そして通り過ぎていった。
ッキラ
…ん?
何かバックのポケットから出てるのが…
光ってる?
え…
あれって…
「…ねぇ。
あんたたちいつの間にそんな関係になったわけ?」
「え!? 何が!? 何も関係なんてないけど…」
「でもさ。 お揃いジャン ストラップが」
「………」
やっぱりそうだった。
私の目が悪いんじゃなかった。
隅岡君はストラップを付けている。
何かに。
何かに私とおそろいのクマのストラップを付けている。
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