テキストサイズ

第14章 9:00:00





ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン……



柱時計が、重々しい鐘を鳴らしては9時を知らせた。


9時…………


窓の外は人が立っていられないぐらいの強風と激しい豪雨が家を潰しそうな勢いで窓を叩きつけ、ガタガタと凄まじい音を立てる。

私の隣には、
もう私のドレスを着た屍となった民江が どす黒い血を垂らしたまま倒れている。

キッチンには、
宮本が…………



窓に写った私の姿は…………





ストーリーメニュー

TOPTOPへ