抱かれる日々
第13章 支配
あたしの視線に気づいたのか優輝様もそちらへ目をよこす
「この花ね、鉱輝が優美ちゃんのために持ってきたんだよ」
赤い実の付いたサルトリイバラ
花言葉は..元気になると不屈の精神
ジンチョウゲ
花言葉は..不死
他にも"生きろ"と言わんばかりの花が飾ってあった
「ありがとうございます」
「暇だったからだっつーの」
「それよか5日間も眠っていたけど気戻って良かったね
あの出血量で優美ちゃん案外タフだ」
優輝様はタフだと片付けるけどそれは間違ってる
あたしはタフなんかじゃない
死ぬ事を禁ざれ呪われているだけだ
「なんであんな事したかってのは絶対聞くからな」
「おいおい鉱輝..」
2人はタイプが違っても案外仲がいいみたい
舌を出し優輝様を挑発している鉱輝様
それに答え鉱輝様を追いかけている優輝様
どこか2人が羨ましい感じがする
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