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「ちょっと柊一、どうしたのよ？」

「灰音、倉敷の遠足の話、僕したっけ？」

灰音はキョトンとする。

「え？倉敷に行った話は聞いたけどそれ以外は…」

やっぱりか。
言う必要が無いと思って言わなかったのを思い出す。

「相沢さん…」

「良いよ、話して。でも柊一くんから話してくれない？多分、そっちの方が落ち着いて聞けるから。」

僕は頷き、灰音と如月に倉敷に遠足行った時の相沢さんが拉致された話をする。

「…今回は柊一と如月くんにもついて行ってもらった方が良さそうね。」

灰音がそう結論づけた。