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暗い少女は明るい少女?

第56章 今しか出来ないこと

如月が僕の方を向く。

『聞こえる?』

口の形で分かる。
僕は耳に手を当てて耳を澄ましていた。
音が聞こえたり聞こえなかったり…
音楽というより、音を拾っている感じだ。
僕は少し困ったような笑顔で『まあまあ』だと口の形で伝えた。

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