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｢視点を変える…？そうか。そうかもな。｣

紅の声からは勢いというものが無かった。
ただ、いつもと違って呟くような声だった。

｢…なんだかよく分からないけど、気が楽になった。水沢さん、ありがとう。あと、ごめんな、北条。｣

僕は首を横に振った。

｢いいよ、気にしてない。ただ、相沢さんに謝っとけよ。かなり紅のこと、怖がってたし。｣

｢ああ。今度会ったら謝っとく。あと、光兄さん、｣