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暗い少女は明るい少女?

第48章 大学の友人、相沢さんの秘密

「…でお前、どこから?」

「は?」

「この建物に。どうやって入ってきたの?僕をここに監禁してるんだから誰かは見張りはいるだろうし。」

「玄関から堂々と。入り口の見張りは弱かったよ。軽くぶっ飛ばしといた。たぶん今頃、気絶しているよ。」

ニコニコしながら平気で恐ろしいことを口にする。

「じゃあ、玄関から逃げれる?」

そう言うと意外にも純は難しい顔をした。

「俺1人なら行けるかもしれないけど、傷付いたお前を抱えて行けるかは少し分からない。」

「僕はもう大丈夫さ。」

そう言って僕は立ち上がった。

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