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どうやらすごい速さでこの話は広まってるらしい。
真相を知ってるのは僕と純と美奈だけか。
いや、あの場に居た相沢さんももしかしたら知ってるかもしれない。
下手すりゃ、灰音の耳にも入りかねない。
いや、入ってるかもしれない。

「それより美奈、その話、美奈は純から聞いたんだよな？」

「ええ。そうだけど？」

「如月が純に話してその純が美奈に話した。」

「何の話よ？」

「…問題は如月が誰にこの話をしたかだな。」

「どうしたのよ？」

僕は美奈の質問には答えず言った。