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暗い少女は明るい少女?

第35章 倉敷へ

アイビースクエアにあるお土産屋さんは割と大きくいろんなものが売っていた。
もちろんきび団子も…。
桐原はきび団子の試食をし目を丸くしていた。

「おいしい…、桃太郎の親は料理上手だったんだな。」

「そういうことでもないと思うけど…」

「いや、でも実際に美味しいよ。」

桐原の発言に相沢さんが若干呆れたような答えをしていた。

「でもきび団子って高いんだな。」

僕らは大学生だ。
バイトで稼げてもたかが知れてる。
お財布のことを気にしてか誰も「きび団子」には手を出さなかった。

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