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海蛍

第17章 君の覚悟と・・・

でも、周りはその場から動いてるのに全く動かない私達は不自然で。


「行こうか。」


とハルが家方向に親指をクィッと上げて指した。



え・・・でも・・。

まだこうしてたいよ。

手を離さないで。


って心でハルに向けて呟きながら

『う・・うん。』

と笑顔で答える私。


肝心な事が言えないヘタレ女だ・・。


自分が情けなくて思わず項垂れる。

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