お金の関係
第23章 対等
詩織「…んっ」
充「…」
詩織「充…さん…っ…」
充「辛いだろう、寝てていいから」
詩織「…ありがとう」
充「…」
優しかったり
時より意地悪だったり
でもその根底は詩織を想い心配しての事
で…
詩織「…ごめんなさい」
充「何が?」
詩織「和也く、及川君の事…」
充「俺の方こそごめん…疑ったりして…
ちゃんと聞くべきだった…」
詩織「充さん…」
充「何もなかったんだろう?彼とは何も
何もなかったんだろう…」
詩織「うんっ…」
充「これからは話そう、悩んでる事、思
ってる事、全部は無理でもちゃんと話そ
う、じゃないとわからないからさ」
詩織「…うんっ」
充「約束」
詩織「…約束」
命令じゃなくて約束
約束
少しだけど
充に近づけたような充と対等になれた
ようなそんな気がした
詩織だった
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