お金の関係
第23章 対等
町田詩織、九条充
二人の出会いは偶然で必然だった
詩織『その絵、素敵だよね、君が考えて
書いたの?』
充『…うん…僕、将来デザイナーになり
たくて…』
詩織『そうなんだ、頑張ってね』
充『…ありがとう』
詩織『またね』
充『…』
この時、充は詩織に恋をした
そして数年後…
充『5億円、彼女の代わりに俺が払いま
す、だから彼女を離してください』
詩織『嘘…』
二人は再び再会した
彼女は彼の事を覚えてはいなかったが
思えば
この時から彼女も
彼に惹かれていたのかもしれない
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