
甘党ゆるふわ彼女
第2章 空
「俺が嫌って言うと思った?」
「んなこと言ったら泣いちゃうよーだ」
そういって思わず立ち上がる彼女。
本当に泣き虫な彼女だから
きっと冗談っぽく言ってるけど
絶対泣いちゃうから言えない。
まー。いうわけないけど。
「ゆうくんのリクエストはー?」
「甘い卵焼きが好き」
「ゆうくんらしー!かわいい!」
上から笑いながら言う。
太陽の光でもっと輝いて見える。
「ちいちゃん、おいでおいで」
自分の膝の上をさして言うと
彼女はもっと素敵な笑顔を向けてくれた。
ずっと輝いてみえる君が
眩しすぎて見えなくなるまで
君のそばにいたいな。
