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redcross

第17章 クラブ エマリ

次々と女の子が入ってきた。

その中に知ってる顔があった。

『あーちゃん。今日はありがとうね。あーちゃんこれ着て。』

とママがチャイナドレスを渡したのは…
梓だった。

梓と私は目が合っていた。
沈黙を破ったのは、梓だった。

『何でここにいるの?』

『体験よ。
人がいないからたすかっちゃった。
あーちゃん知り合いなの?』

ママが隣で話しかけていた。

『同じ大学だった。』

ーーだった!?

『あずっ』
梓大学辞めたの?と聞きたかったがママに遮られてしまった。

『そうなの。
あっ。あーちゃん。今日のね…』

とママは梓と打ち合わせみたいなのを始めていた。

私は頭がパニクっていた。

梓がお水!?
なんで?
大学辞めたのかな?
そういえばあれから本当に梓を大学で見なくなっていた。

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