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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】

第26章 第二部【身代わりの王妃】 哀しみの果て

「中殿さま」
 控えめに声をかけられても、春花は返事をせず、ひたすら寝たふりを続けた。第一、涙が次から次へと溢れ出て、返事などできる状態ではなかった。

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