身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第24章 第二部 【身代わりの王妃】 ひそやかな恋情
「妻に合う靴を見せて欲しいのだが」
「へえ」
靴屋は店先に並んだ靴を二つばかり、春花の足許に置いた。
「こちらなどはいかがでしょうか?」
店主が選んだのはそれぞれ群青色と牡丹色の靴であった。いずれも花の刺繍が入った絹製である。
「春花はどちらが気に入った?」
問われ、春花は首を傾げた。
「どちらも素敵ですね」
と、ユンは頷いた。
「それでは、店主。両方を貰おう」
その言葉に、春花の方が慌てた。
「へえ」
靴屋は店先に並んだ靴を二つばかり、春花の足許に置いた。
「こちらなどはいかがでしょうか?」
店主が選んだのはそれぞれ群青色と牡丹色の靴であった。いずれも花の刺繍が入った絹製である。
「春花はどちらが気に入った?」
問われ、春花は首を傾げた。
「どちらも素敵ですね」
と、ユンは頷いた。
「それでは、店主。両方を貰おう」
その言葉に、春花の方が慌てた。
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