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FREE BIRD

第32章 罪人になる

誠さんはしばらく見つめたままだった。


「あんまり見ないで…」


「どうして?」


「恥ずかしい…」


「ダメだよ、ちゃんと見せて…僕がこの半年間どれだけ美穂さんの姿妄想したと思う?」


クスッと笑う顔はやっぱり爽やかだが、その中に男の目を見せた。

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