
いつか…
第5章 :あなたと
次の日の朝
目を開けると
おじさんがカーペットの上で寝ていた
おじさんが起きて
「よく寝れなかった?」
しばらくしておじさんが仕事に行く
何からしよう…
とりあえず龍にメールする
<おじが今から帰るって>
窓を開ける
下の駐車場には
今から帰るって言ってたおじさんの車…
あれ??
龍とメールをやめておじさんが来るのを待つ
「ドアチェーンしなきゃー」
そういって帰ってきたおじさん
「来てすぐ一人は寂しいでしょ?」
私の為に休んでくれたんだ…
朝ごはんにサンドイッチを買ってきてくれた
私の読んでる雑誌も…
少し話して沈黙…
そうしてるうちに
寝てしまった…
ふわっ…
身体になにかが掛けられる
目を開けるとおじさんが
上着を掛けてくれていた
それがお昼過ぎ…
それからまた話してるうちに
「おいで…」
そう言われて
気がつけばおじさんの腕のなかで泣いていた
泣き止んでもずっと抱きしめられてる…
`もう大丈夫´そう言えばいいのに…
温かくて、なつかしい…
安心する
どれぐらいたったのか…
カーペットの上で寝て抱きしめられている
不思議すぎる…
断らなくちゃいけないのに離れたくなくて…
ピロロロロロロ…
私のコムが鳴る音
おじさんはパッと離れて私は電話に出る
友達から警察から連絡が来たと言う内容
電話が終わるとまたおじさんの腕のなか…
腕枕をするように…
かと思えば
上から被さるように…
繰り返し抱きしめられる
突然…
おじさんがポケットからコムを出した
「アイツからとってきたんよ」
今朝は龍とメールしてた
おじさんが駐車場にいるのを見たあとも…
この時私はおじさんを
龍…?
そう思った
