
薔薇はあいを囁く
第2章 薔薇の香りの麗人
お姫様抱っこされて、ふわふわして、高くて怖いよ~(*_*)
立人さん、身長高すぎるから。
「あいは、ちっこくて軽いね?」
あたしの身長は、151cm しかない上に、ガリガリですからね。
「大丈夫、まだ成長期だから、まだ身長は、伸びるよ?」
どうやら心の声が聞こえたらしい。
「可愛いよ、あいは。」
「…ひゃあ!!」
クチュと、耳の中に舌を入れられた。
そして、そのままたくさん、舌で左耳を蹂躙される。
「今夜は、どうやって、鳴かせてあげようかな?」
「…あっ…いや、しゃべっちゃやっ…!!」
「ほら、暴れると、落っこちちゃうよ?」
やっと解放された耳は、立人さんの舌の感触が鮮明に残っていて、あたしの体を熱くさせる。
ああ、どうしよう。
あたし、あたし、確実に立人さんに洗脳されてきてる。
