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君のため。

第68章 ◇だから◇

連日連夜お疲れのところごめんなさい。
自分を飾らず素直に言います。
いつか本当に最後に一度だけ抱いてください。
その時は罪悪感とか持たず、他のことは考えず、ちゃんと抱いて、時間を忘れさせて下さい。忘れて下さい。
ちゃんと抱いてくれたら気が済むと思います。
思い知らされると思います。色々なことが。
ホテル代は出します。
惨めになるのでそれ以上は勘弁して下さい。
とはいえお休みの日は彼女さんと一緒に過ごすだろうし、私もご存知の通り時間がないので、なかなか実現しないとは思います。
それはそれでいいと思います。
いつの日かきっと、が大事なので。

これで私自身落ち着けたら、落ち着かないといけないなと思っています。
度々ごめんね。
嫌な私でいるのはもう嫌なの。
ずっと覚えていてもらえるぐらいの、良い思い出の存在となりたいから。
だからです。

それでは。おやすみなさい。

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