
君のため。
第192章 ANNIVERSARY~カラオケ~
居酒屋開店時間まで1時間ほど。カラオケに行くことに。
カラオケ、前回彼と行ったのは2ヶ月前。3月か。
襲われたなー。無理矢理。
…って、どんな思い出?
つきあって彼と初めて来た、1月の別れの日にも来たカラオケのお店。
また来ることになるなんて。
初めて来た時、座位でしたなー。
別れの日も襲われそうになったけど、拒んだなー。私。
…って、どんな思い出?
カラオケ店へのエレベーター。
こんなに狭かったっけ?
1月の別れの日に
私から悲しいキスをした場所。
もっと広いエレベーターと記憶していた。
あの日の二人の距離感がそうさせていたのかもしれない。
カラオケ、
いつも通り彼が一方的にどんどん歌っていく。
その横で私はまだ彼女さんへの愛のメールを仕上げ中。
ある程度できて歌おうと思ったら、彼が
『M』プリンセスプリンセス
それは私が1月の別れの日に歌った曲。彼が少し泣いた曲。
…人の歌を取るなー(>_<)/
しかも私の方が断然上手いやん。この曲。
さて、今回は襲われなかった。
「あれカメラやで」
室内の機械を指差す彼。
もしやだから
襲わなかっただけΣ(゚д゚lll)?
