テキストサイズ

君のため。

第138章 メル友。

メル友になってのやりとり。

続いていた返信がしばらくないと不安になる。

当たり前。彼は仕事中なんだから。

なんせ私の優先順位は最下位でいいよって言ってるし。

でも、不安。



付き合っている時、彼は言った。


「1時間に1度メールして」

…そんなの無理。


あの頃の彼は追い込まれすぎて、

メールも辛い嫉妬の内容ばかりで、

返信するのは私も辛かった。



でも。失って今更だけど。

1時間に1度のメールなんて簡単だね。

楽しいから。

あの頃もこんなに楽しかったら。



メル友としてのやりとりも楽しいけど、

愛し合っていた時間の彼との楽しいメール、

もっともっとしたかった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ