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君のため。

第122章 もっともっと深いこと。

何を不安に思っているのか。

彼女さんにはあなたしかいないのに。

普通のケースなら、浮気させようと私は頑張れたかも。
でも、
そう思わせてもらうだけで
私は満足しないといけないの、
わかる?

絶対に傷つけちゃいけない心の弱い彼女さんだからだよ。
ご両親からなんで期待されてるのわかる?あなたしかいないんだよ。

変な話、あなた逃げることすらできないんだよ。


そう何度も説明しているのに、
彼は理解しない。


どうして僕じゃないと?

…だからあなたじゃなきゃダメなのではなく、あなたしかいないから!

…きっとあなたの決して平坦ではない人生はこのためにあったんだよ。

…運命なんだよ?



こんな相談に一番そぐわない相手の私。
たけどきっと私にしか言えない。

繋がってる限り、
私はあなたと彼女さんの幸せを望み続けるよ。
あなたのために。

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