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君のため。

第111章 ~いつの日か、と~

本当に最後にしようと。

私が結局何を求めているのかを
ちゃんとはっきりと伝えて。


最後に一度、ちゃんと抱いて下さい


ということを伝えて。

それが、68章◇だから◇。

ここで大事なことは、
思わせておいてほしい、ということ。

…なかなか実現しないとは思います。それはそれでいいと思います。
いつの日かきっと、が大事なので。


以前にも送ったことがある。

…またいつかエッチしようね。
そう思わせておいて下さい。


いつの日かまた抱き合える日が来る。
そう思わせておいてほしいだけ。
本当にそんな日は来なくても。
いつか、きっと、と思わせてほしかった。
その思いだけで、私はこれからやっていけるので。


でも、彼はそういう気持ちをまったく汲んではくれない。

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