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大人の恋は、慎重に。

第18章 Ⅹ-Ⅷ


ペチペチ頬を叩いて

こちらの世界へと呼び戻す。

「………………ほんもん?」

『は?
さっきからなにいってんのさ』

「……………」


『ビックリすんじゃん!死んでんのかと思ったよ!』


「……………」


『もぉ。なんか喋ってよ。』

まぁるく見開かれた瞳は、私を捕らえたまま固まっている。

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