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大人の恋は、慎重に。

第14章 Ⅹ-Ⅳ


『重い…』

なにが詰まってんだか、
やたらと重量級の段ボール

底がぬけちゃうよ。

横からのびてきた手が、ソレをひょいと抱えあげる。

『み、美雪ちゃん!?』

「使えるだろ?こいつ(笑)」


いやいや、使うな!
彼女だろ!


ぷぷっと笑うゆきくん。


君も笑ってないで代わってあげなさいよ。

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