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『光実君…？』


「先生‥僕、先生のことが好き…なんです」


胸の前で拳を作っていた手を先生に伸ばす。


先生は驚いた様子で僕を見ていた。


「先生…」


そっと抱き寄せた先生の身体を抱き締めながら口づける。


柔らかくて潤んだ唇が愛らしくて、僕は思わず深く口づけた。


『駄目‥、光実君』


僕の唇に人差し指を宛ながら、先生は言った。


『そういうことされると、本気になっちゃうから‥』


「本気になったって良いじゃないですか。…僕は本気ですよ？」


先生の僕を見詰める瞳が潤んで、ホッとしたように微笑んだ。