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真子「…」

恭平「…わかった…俺も行くよ」

真子「…うん」



一人でも行くと言ったが
本当は内心、不安で堪らなかった
しかし結果的に恭平も一緒に行く事にな
り
二人は急いで由美子が入院する
病院へ向かった



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恭平「…」

真子「お兄ちゃん、大丈夫？」

恭平「…うん」

真子「…」



不安を紛らわすように
真子は恭平と手を繋ぎ由美子の病室へと
入った



父「…！？」

真子「お父さん…」

父「真子！？それに恭平も」

恭平「…」

真子「お母さんの事聞いた、それで大丈
夫なの？」

父「今は薬が効いて落ち着いてる」

真子「そっか、良かった…」

恭平「…」

父「由美子から聞いたよ…お前達が付き
合ってるって…」

真子「あのね、お父さん…」

父「俺が由美子に出した手紙の事も」

真子「それは…」

恭平「あの」



その時
恭平が口を開いた
手紙の内緒、手紙が出された時期
それは恭平の父が病気で亡くなったのと
同じ時期
もしかしたら二人は
その頃から関係があったのでは
本当の事、その真実を確かめなければな
らなかった