私のオネエちゃん
第11章 幸せだけど不安
恭平「何食べる?」
真子「ん~どれにしようかな?」
女性「真子」
真子「?」
女性「やっぱり真子だ」
真子「…あっ」
恭平「誰、知り合い?」
真子「知り合いって言うか…」
さっきから
真子と恭平の事を見ていた女性
どうやら真子の知り合いだったようだが
実はその女性は
真子の…
女性「母の理恵です」
恭平「母って…お母さん!?」
偶然にも
デート中に会ったのは
真子の産みの親、理恵(りえ)だった
避けていたワケではないが離婚して以来
理恵と会うのは
これが初めてだった
理恵「真子、彼は?」
恭平「あっ、はじめまして、俺は真子の
兄の」
真子「私の彼氏、恭平さん」
恭平「真子」
真子「いいから…」
理恵「…」
彼氏ではなく
兄と名乗ろうとした恭平
しかし真子は恭平の事を彼氏と紹介して
しまった
理恵「彼氏…真子の彼氏なんだ…」
真子「うん、今デート中なの」
理恵「そうなんだ…」
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