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勿論、餌食になるのは俺だけじゃない。

俺を押し込んだ亮ちゃんもしっかり被害にあっている。被害届を出せば、確実に訴えられるくらいに…ね。


なのに、何故かこんなところに隠れて…
見つかれば確実に、変態の餌食だ！！


広いはずのクローゼットの中には、クローゼット用の引き出しや、靴の箱などで本当に狭い！！


更に亮ちゃん…
180cm近くある大男に成長したもんだから。


162cmの小柄な俺は、壁に顔をくっ付けて押しつぶされている。


「痛い。足踏むな！！」


狭い隙間に入った俺と亮ちゃんは足場確保もままならない。

小声で言うと、口を抑えられ、
現在、抱きしめられている状況となった。