ドリームSEXカフェ
第20章 ロミオとジュリエット…
バタン――――――…
ギィ―――…
『いらっしゃいませ。』
カフェに入ると…オーナーが奥の扉を閉めていた…
『いいですか?』
『ええ、どうぞ』
私はカウンターに座った…
コーヒー豆を砕いている最中だったのか、香ばしい香りが店内には広がっていた…
『めずらいし…立て続けにお客様が来店するなんて…』
オーナーは微笑んだ
『…お客様?顔色が悪いですが…何かありましたか?』
そう言うと、オーナーは水を出してくれた。
『すみません…
婚約者と…結婚式で着るウエディングドレスを選んできたんです…』
『結婚式ですか?おめでとうございます。』
『どうも…』
しかし、マリッジブルーとは別の悩みで…私は…もう…疲れていた…
『マリッジブルー…ですか?』
『違います…多分…』
父の会社のため…私は…
この歳で…結婚する…
父が新しく薬品部門を立ち上げる…そのスポンサーの息子と、結婚する…
相馬グループの薬品部門と渡り合える…ゆいつの方法…
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