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私のはぐるま

第1章 出会い

私が目を覚ますと、彼は私に微笑みかけた。


「優南ちゃん、気付いた?」
「ごめん、寝ちゃったみたい」
「可愛かったよ、全部」
「なにそれー!意味解んない。あ!お風呂!」
「一緒に入ろうよ」
「恥ずかしい」
「いまさら?おいで」

二人でバスタブに腰を下ろす

向かい合うのが恥ずかしい私は彼の膝の上に乗る形をとった。

後ろからぎゅっと抱き寄せられる。


「なんか、悔しいな」
「どーして?」
「彼女さん、勇さんを一人占めできて」
「俺は優南ちゃんのものだよ?」
「今はでしょ?そんなことより、これ浮気だね」
「別れたら浮気じゃないよ」
「・・・」

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