先生が教えて。
第23章 突然の別れ
何も聞いてなかった、何も知らなかった。
嘘でしょ…?
私は朝会が終わると真っ先に職員室に向かった。
そして総司と仲が良かった石井先生に尋ねた。
「石井先生!」
「お、小鳥遊か。
どうした?」
「あのっ、そ…、
神田先生はどこの学校に離任したんですか?」
胸騒ぎがする。
もう二度と会えなくなってしまう気がして。
「あぁ。
あいつな、意外に優秀でさ。
いろんな大学の教授とか高校から勧誘来てたんだよ。
今までは断ってたんだけどいきなり行くって言い出してさ。
春休み中に、北海道に行ったよ」
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