先生が教えて。
第21章 先生の部屋
盛り付け方やお皿にもかなり凝っていてオシャレだった。
「い、いただきます…!」
「どーぞ」
海老とマグロとアボカドのパスタを口に運ぶ。
パクッ
「!!!!!!」
殺人的に美味しい。
レストランとかで食べる味だ…!
「総司っていつもこんなの食べてるの…!?羨ましい…!!」
「こいつ料理とか家事は主婦並みに凄いんだよなー」
実を言うと、私は意外に不器用で家事とか裁縫とか料理は苦手だし得意じゃない。
「私より女子力高い気がする…」
「それはねーだろ。
小鳥遊もこのくらい出来るんじゃないか?」
「私こういうの全く駄目で…」
「うわ、なんか意外だわ。
外見は良いのになー」
「おい、隆司。
人の彼女口説くなよ」
「…別に口説いてねーよ」
二人が言い合ってる間も、私は美味しい料理を黙々と食べていた。
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