
叶わない…のかい?
第2章 勉強
「で、ここがこうなって…」
『スゴい!速い!でも、一人ぢゃまだ難しいな…』
「大丈夫だって!!すぐ覚えるよ(笑)」
『ぢゃあそれまで教えてくれる?』
そんな泣きそうな顔で見んなよ…
「…ん」
『何で龍駕くんゎ優しいのに、優しくないフリをするの?』
「えっ…?」
『だって…』
「俺んち…父さんが違うんだ…だから俺ゎホントの父さんに、会ったことが無いんだ。それを知ったのも最近で…それで俺怒って…」
『もぅいいよ、もぅ大丈夫だから…』
そう言って俺のことを抱きしめた。俺ゎ泣いてないのに、あいつゎ大泣きだった。
「何でお前が泣いてんだよ!?」
『だっで、りゅう…龍駕くんが、龍駕くんがぁぁぁ~』
「変な奴(笑)」
でもこんな奴初めて…
『龍駕くん、何かあったら愛梨に言うんだよ?ね?』
「…あぁ、サンキュー(笑)」
『ぢゃあもぅ帰らないと…』
「あっ、送ってく」
『だぁ~め!』
「でも…」
『大丈夫だから(笑)』
「…けど」
『ぢゃあね!!』
「自分勝手だなぁ(笑)」
もぅその頃にゎ俺ゎあいつに惚れてた…
