僕の初恋
第3章 2013年 足りない時間
俺は何かと暇だったので、校内を歩いていた。
「イテッ」
誰かとぶつかった。
「ごめん。大丈夫?」
「あ、別に…」
身長はだいたい俺より少し大きいみたいで、顔は…
…うわ、イケメン…。
白衣を着てる…保健室の先生か?
…にしても
どこかで見た事あるような………
「駄目だろ、怪我してる。」
無理やり手を引っ張られ、僕は保健室に連れていかれた。
「はい。これで大丈夫だろ。」
「…どうも。それじゃ」
俺が部屋を出て行こうとした時だった。
「君、名前は?」
「俺?…甲斐優介。」
「…甲斐?……あ、いや、何でもない。お大事に」
「失礼しました。」
パタン
「甲斐…か。まさかこの学校に来るとはな…」
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