僕の初恋
第2章 2013年 新しい時間
「…お兄ちゃん」
「ん?」
「…私の事、嫌い?」
食べてる途中に変な事を聞いて来た。
「え?」
「…昔は凄く親しくやれたのに、今は何か冷たいし…。嫌いなのかなって…。」
俺は、今がチャンスだと思った。
「…じゃあ逆に聞くけど、俺のことどう思ってる?」
「え?…そりゃ好きだけ…」
俺は箸を投げて顔を近づける。
「…好きって、恋愛的に?」
「えっ…何言ってるの…?」
「俺は…!」
ついに、我慢の限界に達してしまった。
「俺は、お前が世界一好きだ…!」
「…え?」
ああ、言ってしまった……。
「…お兄ちゃん…」
「俺の事…好き?」
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