僕の初恋
第11章 2013年 自由時間
「…拭かないとね…」
「あ、ああ。悪い…」
私はバックに入っていたティッシュで寿也くんの精液を拭いた
「…俺、今すげー幸せ。…また、前みたいに出来たから…」
「…ありがとう」
私は恥ずかしくて、寿也くんの顔を見れなかった
「……また、したい」
「え…」
「今度は体だけじゃなくて、心も欲しい…」
「寿也くん…」
「俺、いつも頼れるの優愛しかいなかったから。」
「…」
「覚えてる?中3の頃」
「…うん」
私はその出来事を
思い出したいような気もすれば
思い出したくもなかった。
「…寿也くん」
「ん?」
「この事、秘密にして……。特にお兄ちゃんだけには…」
「…うん」
その時
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