僕の初恋
第10章 2013年 お泊まり会
しばらく沈黙が続いた。
けど、エレベーターが13階に着くまで約30分も時間が掛かるそうだ。
だから、お兄ちゃんも純希さんも階段で…
「……んで?」
「え?」
「…何で優介の事好きになった?」
「な、何で知って…」
「本人から聞いた。…一緒に寝たんだって?」
「それは…」
一瞬私の方を向くと、なぜか四階のボタンを押した。
「え?」
今は三階だったので、ギリギリで押せた
「ちょっ…どこに……んっ…」
私は寿也くんに抱かれ、キスされた
「ん…やだ…っ!」
私は離そうとする。すると、少し離れた。
「じゃあ、やめる?」
「…うん」
「昔はやめないって言ってたのに。今はお兄さんで充分?」
「……」
「フフッ、可愛い」
そう言うと、寿也くんは私を抱きしめた
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