
彼・彼女の言い分
第5章 先生の理由
光さんの「タイプ!気になる〜」には…最近…馴れてきた…
最新は…ドキッとしたり…ハラハラ…したり…
結局…次々と出て来るから…本気度がみな低めで…すぐに…話しがなくなる…
今回も…そんなものかもしれない…
生徒に手を出したら…
クビだしね…
「次の家庭教師の日にでも聞いてきますよ。
多分…彼女でしょ?
雑誌にも《街角☆ナイスカップルの服装チェック》って書いてありますからね。」
文字をトントンと叩いて光さんに見せると…
「あ…」
と…顔を曇らせた…
本気じゃないくせに……
光さんと仲良くなって…
こんな話しがしたかった訳じゃないのに…
これじゃ…いい友達…だよな…
俺は…目の前のコーヒーを飲んだ…
ここのファミレスのコーヒーは…相変わらず…
マズイ…
