彼・彼女の言い分
第8章 理想の理由
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『正樹先輩?あの二人…何かありましたね!』
学食で坂口が蕎麦をすすりながら、正樹に聞く…
ま〜…ここ何日間か…
異様な空気が出ていたのは…
隠せなかった…
最近は
大丈夫になったのだが…
「そうか?ここちゃんの思い過ごしじゃねーの?」
『正樹先輩が鈍いんですよ!!!』
坂口は…
意外に…鋭いからな…
『千花先輩!何かありましたよね?』
こら!!!水上に聞くな!!!
『あー…何日か前に、
春とキスをしましたけど』
やっぱり!!!
言いやがった!!!
恥ずかしい!!!辞めて!!!
『「は???キス???」』
ハモったよ…君達…
『千花先輩!!!なんで!!!こんな、ゴミと!!!』
えー?
ゴミあつかいかよ!!!
「うそ〜やったじゃん!」
正樹…楽しそう…
「高木…おまえはもうゲイ卒業なんだな!よかったよかった」
「いや…そ〜言う訳では…それは…治るわけないし」
なんつーか…
複雑だな…
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