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『オナニーの仕方教えて?』

第9章 番外編 別れた後【いにお編】

 
言われて初めて、俺は自分だけが気持ちよくなろうとしていることに気づいた。
 
だから付き合っていた彼女に気持ちよくないって言われたんだ。
 
「俺は……先生を気持ちよくさせたいです。どうすればいいですか?」
 
先生に聞いた。
 
「ならちゃんと私の目を見て。相手がどこをどういう風に触って欲しいと思ってるか、相手の表情を見ながら考えるのよ」
 
俺は胸を触っている間、全然先生の表情を見ていなかった。
 
だから優しく触ればいいのか、強く触ればいいのかわからなかったんだ。
 
そもそもそんなこと考えもせず触ろうとしていた。
 
「相手によっていい力加減は全然違うわ。相手の顔を見ながら、力加減を変えて時々強弱をつけながら触るのよ。わかった?」
 
「は……はいっ!」
 
「じゃあもう1度やってみて」
 
俺は再び先生の胸を触った。
 
神林先生の厳しい指導は、学校が終わるギリギリの時間まで続いた……
 
 
――――
 
 

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